ピエモンテ州

ピエモンテについて

ピエモンテとは、「山の麓」を意味しアルプス山脈の南側に広がっています。
トスカーナと並ぶ高級ワイン産地で、特にネッビオーロ品種で造られる深みのある長期熟成能力の高い赤ワイン(バローロ、バルバレスコなど)は、世界的名声を誇っています。

固有品種による単一品種ワインが多く、ネッビオーロ、バルベーラ、エルバルーチェ、ドルチェット、アルネイス、コルテーゼなどの品種で幅広いタイプのワインが作られています。
イタリアでは、珍しく単一畑文化の根付いた土地でもあります。
ピエモンテ州のトリノは、1861年から1865年まで王国最初の首都となり、イタリア王国初代首相となるカミッロ・カヴール伯爵がフランスの醸造家ルイ•ウダールを招き、それまでは、甘口であったバローロを長期熟成辛口赤ワインとして生まれ変わらせたのでした。
首都トリノは、ミラノと並んで第二次世界大戦後のイタリア「奇跡の経済成長」を象徴する工業都市です。2006年に冬季オリンピックも開かれましたね!
2014年には、ピエモンテの葡萄畑の景観:ランゲ:ロエロ:モンフェッラートが世界文化遺産に登録されたこともあり、ワイン産地を訪れる観光客か急増しています。
気候は、温帯、亜熱帯の大陸性気候で、冬は、寒く、湿気が多くしばしば深い霧になり、一方夏は、暑くて湿気があり、しばしば嵐に襲われる。雨は春と秋に集中しています。
  弊社輸入ワインのぶどう品種の特性をご紹介 
・・主要ブドウ品種・・
⭐️アルネイス 
喜ばしい果実味を持つ白ブドウで、食用ブドウとしても好まれています。昔は、ネッビオーロにブレンドされてタンニンを和らげたり、甘口ワインに使われたりしていました。
やや酸味が少なく優しい味わい。
⭐️ネッビオーロ
イタリアで最も高貴な黒ブドウの一つ。収穫が遅い品種なので、ブドウ畑に霧(Nebbia)
がかかるところからこの名前がついたと言われています。アントシアニンが少なく(色が薄い)、タンニンが豊か。
⭐️ドルチェット
ピエモンテ州では、早熟な黒ブドウでしっかりとした果実味があり、酸が少なくタンニンが多い。
バーニャカウダは、ピエモンテの地方料理、ピエモンテのワインと相性バッチリです!^^